吉高由里子×北村匠海 初共演作品...手話と表情で"心"を通わせる異色の恋愛ドラマ「星降る夜に」
2024年の大河ドラマ「光る君へ」で主人公・紫式部(まひろ)役を熱演し、作品の顔として圧倒的な存在感を示した吉高由里子。そして、映画「東京リベンジャーズ」シリーズでの主演をはじめ、ロックバンドDISH//のボーカル&ギターとしても精力的な活動を続ける北村匠海。そんな2人が初共演を果たしたのが、2023年に放送された命の「はじまり」と「終わり」を司る2人の"10歳差"ピュアラブストーリー「星降る夜に」だ。
(c)テレビ朝日・MMJ
本作は、「セカンドバージン」(2010年、2011年)や「大恋愛~僕を忘れる君と」(2018年)など、数々の恋愛ドラマを生み出してきた脚本家・大石静によるオリジナルラブストーリー。窮屈で息苦しい社会の中で心がすり減り、本音を押し込めて生きる35歳の産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、音のない世界で自由に生きる25歳の遺品整理士・柊一星(北村)が出会い、10歳という年齢差やさまざまな既成概念を越えて、惹かれ合っていく。
"命の誕生"に立ち会う産婦人科医と、"命の終焉"に向き合う遺品整理士という対照的な仕事に携わる2人の出会いを通して、生きることの本質と温かな人間愛を描いた至高のヒューマンドラマである。
(c)テレビ朝日・MMJ
本作で何よりも胸を打つのは、手話や筆談、ジェスチャーなど、さまざまな方法で心を通わせていく2人の姿だ。
吉高演じる鈴は、感情をあまり表に出さず、淡々と振る舞おうとする女性だ。しかし、一星の強引ながらも真っ直ぐな想いに触れるうち、少しずつ心を開いていく。不意に一星に顔を覗き込まれた時の戸惑いや視線をそらす際の微かな揺れ、ふっと緊張が解けた時に見せる柔らかな笑顔など、吉高はキャラクターの細やかな心の機微を見事に表現している。
一方、生まれつき聴覚を持たない一星を演じた北村は、しなやかで表情豊かな手話はもちろん、相手をまっすぐ見つめる力強い眼差しや、くるくると変わる愛嬌たっぷりの表情が印象的だ。鈴に対しても自分の気持ちをストレートにぶつける姿からは、瑞々しい生命力とあふれんばかりの愛おしさが画面越しにも伝わってくる。
(c)テレビ朝日・MMJ
吉高は、キャラクターの持つ微細な心理描写まで丁寧に演じ、自然な佇まいの中に落とし込んでいる。一方の北村も豊かな表現力で登場人物の内面を雄弁に物語る。
そんな2人が生み出す化学反応も、本作の大きな魅力だ。本音を胸の奥にしまい込んでいた鈴と、自分の感情に正直な一星。対照的なエネルギーがぶつかり合うことで、時に緊張感が漂いながらも、どこか温かさを感じさせる独特の空気が生まれている。
さらに、2人を取り巻く個性豊かな共演者たちも作品に深みを与えている。鈴の勤務先にやってくる45歳の新米医師・佐々木深夜役のディーン・フジオカは、包容力がありながらもドジで愛おしい役どころをチャーミングに演じている。また、一星が働く遺品整理会社の社長・北斗千明役の水野美紀など実力派キャストが脇を固める。
本作は、吉高にとって大河ドラマ「光る君へ」で主演を務める前に、繊細な演技力を存分に発揮した作品であり、北村にとっても、聴覚を持たない難しい役柄に挑み、新たな一面を見せた作品となった。命の誕生と終焉に向き合いながら、2人の男女が少しずつ心を通わせていく姿は、見る者の胸を深く打つはずだ。2人が紡ぎ出す、かけがえのないラブストーリーを、ぜひ今回の放送で堪能してほしい。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
星降る夜に
放送日時:2026年9月16日(水) 20:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル1(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
出演:吉高由里子 北村匠海 ディーン・フジオカ 水野美紀 ほか
こちら