メインコンテンツに移動

豊川悦司が魅せる仕掛人の葛藤...相棒役・片岡愛之助との共演も光る「仕掛人・藤枝梅安」

2026/10/30

この記事を共有する

©「仕掛人・藤枝梅安」時代劇パートナーズ42社
©「仕掛人・藤枝梅安」時代劇パートナーズ42社

2024年に配信されたNetflixシリーズ「地面師たち」のハリソン山中や、映画「キングダム」シリーズの麃公役など、個性的なキャラクターを好演し、役柄によって異なる印象を残す豊川悦司。そんな彼が、人の命を救う鍼医者と悪を闇に葬る仕掛人、二つの顔を持つ男を演じた映画「仕掛人・藤枝梅安」二部作(2023年)の第一作が、11月2日(月)に時代劇専門チャンネルで放送される。

豊川悦司×片岡愛之助 仕掛人コンビの葛藤
豊川悦司×片岡愛之助 仕掛人コンビの葛藤

©「仕掛人・藤枝梅安」時代劇パートナーズ42社

豊川演じる藤枝梅安は、腕の良い鍼医者でありながら、"蔓(つる)"と呼ばれる裏稼業の元締から依頼を受け、生かしておいては為にならない者たちを闇に葬る冷酷な仕掛人でもある。

その二面性が際立つのが、豊川の手元の演技だ。普段は治療のために針を打つ手が、仕掛けの場面では、相手の隙を突いて急所を狙う鋭い手さばきを見せる。その対照的な動きが、梅安の相反する顔を鮮やかに浮かび上がらせる。子どもの頃から池波正太郎による原作のファンだったという豊川は、梅安を演じるにあたり、医師としての姿を丁寧に描くため、本格的な鍼の指導も受けたという。

また、梅安の相棒で、仕掛人でもある楊枝作りの職人・彦次郎を片岡愛之助が演じている。梅安と彦次郎の距離感が垣間見えるのが、梅安が思いを巡らせる場面だ。人の命を救う鍼医者でありながら、仕掛人として人の命を奪う。そんな矛盾に葛藤を抱える梅安に対し、彦次郎は人間とはそういうものだと応じ、善と悪を単純に分けられない人間のありようを淡々と語る。2人の抑制された佇まいが、作品に独特の味わいをもたらしている。

©「仕掛人・藤枝梅安」時代劇パートナーズ42社

天海祐希が演じる料理屋・万七の内儀、おみのとの出会いも印象的な場面の一つだ。仕掛けの標的となるおみのを初めて目にした梅安は、暗い身の上を思い起こし、思わず息を呑む。その一瞬の表情から、普段は感情を表に出さない梅安の内面が伝わってくる。

さらに、梅安が唯一心を許す女性・おもん役の菅野美穂や、梅安に仕掛けを依頼する元締・羽沢の嘉兵衛役の柳葉敏郎、高畑淳子、小林薫、早乙女太一ら実力派俳優が名を連ねる。それぞれ異なる思惑を抱えた人物たちが交錯するなかで、梅安を取り巻く複雑な人間模様が描き出されていく。

本作で豊川は、言葉を重ねるのではなく、わずかな瞳の揺れや表情の変化によって、梅安の心情を伝えている。善と悪を行き来し、人間の業と哀愁が滲む豊川の演技を、今回の放送で味わってほしい。

文=HOMINIS編集部

放送情報【スカパー!】

仕掛人・藤枝梅安(主演:豊川悦司)
放送日時:2026年11月2日(月)23:00~ほか
※第二作は11月3日(火・祝)23:00~ほか放送

チャンネル:時代劇専門チャンネル(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

出演:豊川悦司 片岡愛之助 菅野美穂 早乙女太一 小野了 高畑淳子 小林薫 柳葉敏郎 天海祐希 ほか

詳しくは
こちら

関連記事

more