「ブラックリスト」製作陣によるクライム・ミステリー「ALERT 失踪者緊急警報 シーズン2」の見どころを徹底解剖

2024年3月に米国FOXで放送されたTVドラマ「ALERT 失踪者緊急警報 シーズン2」が、Dlifeで8月26日(月)より日本初放送される。

本作は、毎年およそ60万人が行方不明になるというアメリカで、失踪者捜索班MPU(Missing Persons Unit)が失踪者を追う1話完結形式のクライム・ミステリー。先の読めないスリリングなストーリーとアクション、失踪者を無事に家族の元へ帰したいと願うMPUチームの面々が見せる人間味、豪華なクリエイター陣＆キャストなどが注目を集める人気ドラマだ。

メインキャストとして、息子を追うジェイソン・グラント役を「HAWAII FIVE-0」のスコット・カーンが、彼の元妻で現在はMPUチームでともに働くニッキー・バティスタ役を「ワンス・アポン・ア・タイム」のダニア・ラミレスが演じる。シーズン1の製作陣には「ブラックリスト」の製作総指揮として知られるジョン・アイゼンドレイスとオスカー俳優のジェイミー・フォックスが名を連ね、今回放送されるシーズン2では「ブラックリスト」「BONES」のカーラ・ケトナーがショーランナー兼エグゼクティブ・プロデューサーを務めている。

■二転三転するストーリー展開が最大の魅力　シーズン2に漂う陰謀の香り

「ブラックリスト」の製作陣が手掛けていることからも想像できるように、二転三転するストーリーテリングが本作の大きな魅力となっている。シーズン1は全10話を通して、6年前に失踪した息子の行方を追うジェイソンとニッキーの元夫婦を中心に物語が展開。2人は多くの謎に翻弄されながらも少しずつ手がかりを掴み、シーズン1のラストで息子にまつわる衝撃的な真実と結末が明らかになった。今回放送されるシーズン2は、あるバスジャック事件から物語がスタート。これまでと同様に1話完結で個々の事件が描かれるが、回を追うごとにMPUチームの周りに陰謀めいた何かが漂いはじめ、その不穏な空気は徐々に色濃くなっていく。

■シーズン2には新キャストが加入　すでにシーズン3も製作決定！

シーズン2には新たなキャストも参加している。MPUチームは新オフィスに移り、彼らの新しい上司としてホリス・ブローン警視正が着任。また、ジェイソンはかつてアフガニスタンで一緒に仕事をしていた仲間の女性ハッカー、ウェイン・パスカルをMPUチームに招集する。この2人の新キャスト、ブローン警視正役は「アリー my love」や映画「ショーシャンクの空に」のギル・ベローズ、ウェイン役は「グッド・ドクター 名医の条件」などに出演経験のあるアリシャ・マリー・アハメドが演じている。

MPUチームのメンバーも健在で、ニッキーの婚約者のマイク・シャーマン(ライアン・ブルサード)、スピリチュアルとテクノロジーの見識を併せ持つ捜査官ケミ・アデバヨ(アディオラ・ロール)、法医学者のC・ヘミングウェイ(ピーティ・ギブソン)、ジェイソンとニッキーの娘シドニー・グラント(ファイヴェル・スチュアート)らがシーズン2でも続投。新メンバーとの出会いによって彼らの人間ドラマがどう動き出すのか、それも見どころのひとつだ。規律から外れることをいとわないジェイソンと彼を管理しようとする新上司、かつての仲間だという女性ハッカーのウェインとジェイソンの本当の仲、結婚に向けて進展したい元妻のニッキーと婚約者のマイクの関係など、新しいMPUチームはいろいろと起こりそうな予感がする顔ぶれとなった。

シーズン1と2の好評を受けて米国FOXはすでにシーズン3の製作を決定。サスペンスとしても人間ドラマとしても、シーズン1を超える驚きを期待しつつ、日本初放送となるシーズン2を楽しみたい。

文＝editaholic