天才指揮者と楽団員による人間味あふれるシンフォニー 「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」シーズン1が放送スタート
ゴールデングローブ賞受賞の大ヒットTVドラマシリーズ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」。そのシーズン1が12月19日(木)からスーパー!ドラマTVで放送がスタートする。(全10話)
本作の舞台となるのは米・ニューヨークを拠点に活動する交響楽団。新たに赴任した若き天才指揮者ロドリゴが、奇想天外な発想と行動で旋風を巻き起こす様子をドラマチックに描く物語だ。ニューヨークでチャンスをつかみ取ろうともがく20代のオーボエ奏者ヘイリー、金策に奔走しつつロドリゴを招聘した理事長のグロリア、前任指揮者の重鎮トーマス、といった面々を巻き込みながら、ロドリゴと交響楽団を巡る人間ドラマが繰り広げられる。
主役のロドリゴ役は「モーターサイクル・ダイアリーズ」などで知られるガエル・ガルシア・ベルナル。オーボエ奏者のヘイリーをローラ・カーク、理事長グロリアをバーナデット・ピーターズ、重鎮トーマスをマルコム・マクダウェルがそれぞれ演じている。また、製作総指揮に名を連ねるのはポール・ワイツ、ロマン・コッポラ、ジェイソン・シュワルツマンという名プロデューサーたち。原作はニューヨーク・フィルハーモニックの元オーボエ奏者ブレア・ティンドールによる自叙伝で、原作の邦題「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル〜セックス、ドラッグ、クラシック〜」が示す通り、華やかなオーケストラの舞台裏が赤裸々に綴られた内容となっている。
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■生臭い人間模様の中にあって光を放つ、エキセントリックかつピュアな天才指揮者の情熱
「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」の最大の魅力は、登場人物たちが織り成す人間模様だ。シーズン1の第1話、冒頭にはこんなシーンがある。指揮者兼音楽監督というトップの座を前任のトーマスが明け渡す場面だ。最後のステージを終えて観客を前に退任の挨拶をするトーマスと、新たな指揮者ロドリゴを紹介する理事長のグロリア。どちらもにこやかな笑顔で観客の前に立っているが、笑みをたたえたままトーマスはグロリアにこうつぶやく。「私を見くびると許さんぞ」と。美しく清らか、という表向きのイメージを裏切るように、生臭い人間味とともにオーケストラの裏側を描いているのが本作ならではの見どころだ。
そういう駆け引きや思惑が渦巻くオーケストラに身を置きながらも、天才指揮者ロドリゴの音楽への情熱は率直で揺るぎない。若いヘイリーの才能に気づいて半ば強引に新メンバーとして加入させたり、その一方で肉体的な衰えにより満足な演奏ができないベテラン奏者の首を切ろうとしたり、ロドリゴの振る舞いは直情的でエキセントリックにも見える。しかし同時に、彼の熱くひたむきな思いも感じざるを得ず、そんなロドリゴの情熱こそがオーケストラ団員の心を、聴衆の心を、そして本作を観る私たちの心を揺さぶる原動力になっているのだ。
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シーズン1は、新体制となった楽団の資金集めを主軸にストーリーが展開。音楽家としての"志"と現実的問題としての"金"、その狭間で登場人物たちの気持ちが揺れ、物語が大きく動いていく。ニューヨークは芸術家の若者が集まる街として知られているが、贅沢とは言えない生活を送りながら夢をつかもうとするヘイリーの姿もまた"志"と"金"の狭間にあると言えるだろう。飛躍のチャンスをうかがうヘイリーの生き方も、今後のシーズンを通して目が離せないポイントのひとつとなっている。
放送情報
モーツァルト・イン・ザ・ジャングル [二カ国語版]
放送日時:2024年12月19日(木)21:00~ 毎週(木)21:00ほか(19日(木)21:00~の第1話初回放送はスカパー!無料放送)
放送チャンネル:スーパー!ドラマTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
文=editaholic
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