メインコンテンツに移動

2022/11/09

綾瀬はるかが弱小バレーボール部の顧問を好演!ひたむきな演技が胸を打つ映画「おっぱいバレー」

この記事を共有する

映画「おっぱいバレー」に出演する綾瀬はるか
映画「おっぱいバレー」に出演する綾瀬はるか

清楚な美貌とナチュラルな演技が魅力の女優・綾瀬はるか。2004年放送のドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」のヒロイン役で注目を集めて以降、数々の話題作に出演する綾瀬は、重厚なドラマに始まり、SF、アクション、時代劇のみならず、コメディからシリアスまで幅広い役柄を自然体で演じ、幅広い層から愛されている存在だ。そんな彼女が2009年に主演した映画「おっぱいバレー」がWOWOWで放送される。

本作の舞台は1979年の北九州市。とある中学校に赴任してきた若き教師・寺嶋美香子(綾瀬はるか)は、弱小男子バレーボール部の顧問を任されることに。やる気ゼロの彼らに美香子が「本気で頑張るなら何でもする」と言ったところ、「今度の大会で1勝したら、先生のおっぱいを見せてください!」と頭を下げられる。想定外のお願いを即座に却下した美香子だったが、部員から「嘘つき」という言葉をかけられたことをきっかけに、なし崩しに彼らの願いを叶える約束をさせられてしまう。戸惑う美香子をよそに、部員たちは「美香子先生のおっぱいを見る」という目標のために、練習に打ちこむが...。

やる気のなかった男子中学生たちの気持ちをバレーボールに向けさせる原動力となった美香子を、綾瀬はフレッシュな雰囲気と清楚なファッションで好演。落ち着いた性格かと思いきや、生徒たちに妙な約束をさせられたことを先輩教師の堀内(青木崇高)に愚痴るシーンでは、まだ知り合って間もない堀内を相手にタメ口で感情をむき出しにするなど、一筋縄ではいかないタイプの美香子を綾瀬はくるくると変化する豊かな表情と声で体現している。

(C)2009「おっぱいバレー」製作委員会

動機は不純ではありながらも、真剣にバレーボールに打ちこみ、めきめきと上達していく生徒たち。そんな彼らへの愛情を日に日に深めていく美香子を、綾瀬は少しずつ増えていく微笑みや優しさが込められていく声色で表現。中でも、シティホテルの一室で美香子のワンピースの胸のボタンを1つずつ外す元恋人を突き飛ばし、「このおっぱいは私だけのものじゃないの!これはみんなの夢なの!」と美香子が宣言するシーンでは「生徒たちの頑張りに誠実でありたい」という思いが伝わり、コミカルな状況でありながらも、観る者の胸を大きく打つだろう。また、美香子が教師を目指すきっかけとなった恩師が、美香子に向けてくれていた愛情を知るシーンで綾瀬が見せる美しい涙も見逃せない。

アーガイル柄のハイソックスや襟の大きなシャツ、ニットベストに大きなバックルが印象的なベルトなど、綾瀬が見事に着こなしている昭和50年代のレトロファッションやヘアスタイルも注目ポイントな痛快青春ドラマ。ピンクレディーの「渚のシンドバッド」、荒井由実の「ルージュの伝言」など全編を彩る当時の歌謡曲&シティポップスや、キャスト陣が手にしているバッグや街並みなど細部までこだわった絵作りと共に、綾瀬のみずみずしい演技を味わって欲しい。

文=中村実香

放送情報

おっぱいバレー
放送日時:2022年11月26日(土)18:15~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

関連人物から番組を探す

映画の記事・インタビュー

more