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ソ・イングクとの「ケミ」で注目を浴びたイ・ハナがリアルに体現するアラフォーロマンス

2022/11/15

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「三姉弟が勇敢に(原題)」(KBS World)
「三姉弟が勇敢に(原題)」(KBS World)

40歳という人生の節目を迎えた今年9月、自らが主演を務めるホームドラマ「三姉弟が勇敢に(原題)」が韓国で放送開始した女優イ・ハナ。韓国の典型的な長女気質のヒロインを演じ、年齢を重ねたからこそのリアルな演技が注目を集めている。

同い年のイ・ハナとイム・ジュファンによるロマンスが注目を集める「三姉弟が勇敢に(原題)」
同い年のイ・ハナとイム・ジュファンによるロマンスが注目を集める「三姉弟が勇敢に(原題)」

(C)KBS

■ソ・イングクとの熱愛の噂も!「ナイショの恋していいですか!?」や「ボイス」シリーズで知られるイ・ハナ

2006年、24歳の年に「恋愛時代~alone in love~」で女優デビューを果たしたハナ。ソン・イェジン扮する主人公の妹役を演じ、その年のSBS演技大賞ニュースター賞を受賞するなど高い評価を得た。以来、実力派女優としてキャリアを積み、ソ・イングク扮するエリート上司のふりをした高校生との年の差ロマンスが大反響を呼んだ「ナイショの恋していいですか!?」(2014年)では、熱愛の噂も出たほどのイングクとの"ケミ"が話題になった。

そんなハナの代表作といえば、シーズン1(2017年)~4(2021年)まで制作されている「ボイス」シリーズだ。日本でも唐沢寿明&真木よう子のタッグでリメイクされた人気作で、チャン・ヒョク、イ・ジヌク、ソン・スンホンとシリーズを重ねる度に相手役が変わる中、他人には聴こえない微かな音も聴き取るボイスプロファイラー、カン・グォンジュを熱演した。

「三姉弟が勇敢に(原題)」
「三姉弟が勇敢に(原題)」

(C)KBS

「三姉弟が勇敢に(原題)」は、そんなトップ女優として着実に歩みを進めてきた彼女が主演するKBSの最新週末ドラマ。家族のために自分を犠牲にしてきた"長女気質"の主人公・テジュ(ハナ)が、同じく家族のために家計を支える典型的な"長男気質"の人気俳優・サンジュン(イム・ジュファン)と再会し、"初恋復活プロジェクト"を始動させる。

■「長女気質」のヒロインと「長男気質」の人気俳優を取り巻く、韓国ならではの"家族模様"

「三姉弟が勇敢に(原題)」
「三姉弟が勇敢に(原題)」

(C)KBS

20代の頃にサンジュンとのスキャンダルが報じられたせいでその後も縁談がまとまらないテジュ。再会したサンジュンは彼女のため、恋愛リアリティ番組に一緒に出演してサンジュンをこっぴどく振ることで過去を上書きする作戦を思いつく。だが、計画とは裏腹に2人の距離は再び縮まっていき...というラブコメ・ホームドラマだ。

「太陽の女」
「太陽の女」

(C)KBS

これまでも「太陽の女」(2008年)、「優しくない女たち」(2015年)などでハナとタッグを組んできた脚本家キム・イニョンが手掛ける本作。旧知の間柄である彼女が紡ぎ出すストーリーは、リアルな説得力に溢れており、一途にテジュを想い続けるサンジュン、さらにテジュに好意を寄せる番組プロデューサー・ユノ(イ・テソン)も加わり、テジュとの三角関係の行方がドラマを盛り上げる。

「三姉弟が勇敢に(原題)制作発表会&見どころSP」
「三姉弟が勇敢に(原題)制作発表会&見どころSP」

(C)KBS

本作の制作発表に出席した際には、「学生時代ずっとトップを取り、母親の希望どおり医大に進学する人物」とテジュのキャラクターについて説明したハナ。「長女としての責任感と家族に対する犠牲が内在している人なので、セリフのひと言や行動1つに真心を込めようと努力した」と明かしていたが、実際に劇中でもその様子がリアルに描かれる。

「三姉弟が勇敢に(原題)」
「三姉弟が勇敢に(原題)」

(C)KBS

「三姉弟が勇敢に(原題)」
「三姉弟が勇敢に(原題)」

(C)KBS

例えば、テジュが自身でローンを組んだマンションも、家族との関係性が良く表れたエピソードの1つだ。そのマンションには妹のソリム(キム・ソウン)が住んでいるのだが、妹に結婚話が持ち上がると、母は「マンションを買うお金が準備できるまでテジュのマンションに住めばいい」「テジュは家を出て暮らせばいい」と言いたい放題。家族のために尽くしてきても、感謝どころか利用されるだけ...責任感が強い長女気質だからこそのテジュの虚しさに共感する視聴者は少なくないだろう。

■同じ年の俳優イム・ジュファンとの"アラフォーロマンス"は共感必至

「三姉弟が勇敢に(原題)」
「三姉弟が勇敢に(原題)」

(C)KBS

「三姉弟が勇敢に(原題)」
「三姉弟が勇敢に(原題)」

(C)KBS

我慢の多いテジュの人生に再び現れたサンジュンとのロマンスは、不器用だがときめきに満ちている。サンジュンの誠意溢れる振る舞いに少しずつ心動かされ、ふいのキスに呆然としてしまうテジュがもどかしくもあり、微笑ましい。「輝くか、狂うか」(2015年)や「ハベクの新婦」(2017年)で知られる同じ年の俳優イム・ジュファンとの"アラフォーロマンス"にも共感できる要素が詰まっている。

「三姉弟が勇敢に(原題)」
「三姉弟が勇敢に(原題)」

(C)KBS

刺激に満ちた職場恋愛もいいけれど、モヤモヤを抱えながらもしっかり生きるヒロインの心情を丁寧に描いた作品も味わい深いもの。確かな演技力に裏付けられた本作は、共感間違いなしの良作だ。

文=酒寄美智子

放送情報【スカパー!】

三姉弟が勇敢に(原題) 第1話先行放送
放送日時:2022年11月26日(土)18:30~
※レギュラー放送は12月10日(土)より毎週(土)(日)21:10~

三姉弟が勇敢に(原題)制作発表会&見どころSP
放送日時:2022年12月3日(土)18:45~

太陽の女
放送日時:2022年12月3日(土)3:30~
※毎週(土)3:40~(12月3日のみ3:30~、2話連続放送)

チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
こちら

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