与田祐希(乃木坂46)の繊細な演技!板垣瑞生とW主演を務めた究極のラブストーリー「最愛のひと」
乃木坂46の中心メンバーとして活躍中の与田祐希。年末は歌番組でその姿を見かける機会も多いと思うが、アーティスト活動だけでなく、ソロとしてもファッション誌「bis」と美容誌「MAQUIA」でレギュラーモデルを務めるほか、今年は「量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-」で地上波連ドラ初主演を飾るなど、活躍の場を広げている。
原作:小松左京『日本沈没』
近年は女優としても存在感を放ち始めている与田が、板垣瑞生と共にW主演を務めたのが1月8日(日)にTBSチャンネル1にて一挙放送される「最愛のひと~The other side of 日本沈没~」だ。小松左京による不朽の名作をドラマ化した「日本沈没-希望のひと-」(2021年)の主人公・天海(小栗旬)と盟友・常盤(松山ケンイチ)が贔屓にする居酒屋の店員・山田愛(与田)と、彼女が運命的に出会う蒔田奇跡(板垣)を主人公にしたオリジナルストーリーが展開する。
原作:小松左京『日本沈没』
「日之島という無人島から持ち帰った石を肌身離さず持っていると夢が叶う」という常連客の言葉を信じ、島に向かった愛は、道中のバスで出会った奇跡から島に近づくなと助言される。すると、その言葉通り日之島は沈没。事故に巻き込まれずに済んだ愛は、命の恩人である奇跡への恩返しから徐々に距離を縮めていく。未曾有の危機が迫るなか、出会った男女が限られた時間で様々な困難に立ち向かうという恋模様が繰り広げられる。
原作:小松左京『日本沈没』
与田が演じる愛は幼い頃に両親を亡くしているが、不幸にも負けずに画家になるため通う専門学校の学費を自ら稼ぐ芯のある女性。そんなたくましいキャラクター像を、与田は明るい振舞いや快活な表情で巧みに表現している。
しかし、愛は大切な人を失ったトラウマも抱えており、時折陰のある顔ものぞかせる。奇跡への強い思いを抱く一方であまりに違いすぎる立場に悩むなど、愛情ゆえの複雑な胸中も与田が繊細な演技で浮かび上がらせていた。
また奇跡も親の敷いたレールを歩まされることに対し、鬱屈とした感情を心の奥に持っており、その顔はどこか伏し目がち...。それゆえに愛と過ごす時間はかけがえのないもので、板垣は屈託のない笑顔など生き生きとした表情で、奇跡の思いの強さを雄弁に物語った。
原作:小松左京『日本沈没』
立ちはだかる困難にも負けず、懸命に愛を貫こうとする恋模様を体現した与田と板垣。与田にとっては本作が連ドラ初主演であり、女優として大きな1歩となった作品だけに、ステップアップを続ける今こそ見直しておきたい。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
最愛のひと~The other side of 日本沈没~
放送日時:2023年1月8日(日)23:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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