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成宮寛貴が当時21歳で見せたフレッシュな演技がまぶしい!大学生5人組の青春のきらめきを綴る名作「オレンジデイズ」

2025/06/12

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3月27日よりABEMAで配信されているドラマ「死ぬほど愛して」で、8年ぶりとなる俳優業への復帰を果たした成宮寛貴。愛妻家と殺人鬼という2つの顔を持つサイコパスなキャラクターを演じ、色気溢れる演技が話題になっている。

そんな成宮が21歳だった2004年に出演したのがドラマ「オレンジデイズ」だ。

大学4年生、就職活動真っ只中の結城櫂(妻夫木聡)は、ある日、キャンパス内で1人バイオリンを弾く萩尾沙絵(柴咲コウ)の姿を見かける。演奏後に声をかけてみるものの軽くあしらわれ、その後も構内で沙絵に声をかけても返事もしてもらえない...。怪訝に思う櫂だったが、そんな折に沙絵が病気で聴覚を失い、耳が不自由だということを知る。授業で手話を扱ったことのある櫂は、沙絵と交流するようになり、友人の相田翔平(成宮)や矢嶋啓太(瑛太)、沙絵の友人の小沢茜(白石美帆)も交えた5人で大学生活を過ごすようになる。

成宮寛貴が明るく社交的な大学生・翔平を演じた青春群像劇「オレンジデイズ」
成宮寛貴が明るく社交的な大学生・翔平を演じた青春群像劇「オレンジデイズ」

「ロングバケーション」や「半分、青い。」で知られる北川悦吏子が脚本を手掛けた本作は、妻夫木演じる櫂と柴咲演じる沙絵のラブストーリーを中心に、彼らを取り巻く友人たちの青春を描く群像劇。正義感に溢れる優しい櫂と、病気で心を閉ざしてしまった沙絵はぶつかり合うことも多く、なかなか一筋縄ではいかない2人の恋模様が視聴者の心を惹きつけた名作だ。主軸となる櫂と沙絵はもちろん、2人を取り巻くキャラクターたちも魅力的で、大学生ならではの恋愛や将来への不安、葛藤などを繊細なタッチで描いている。

■チャラさは否めないが優しさも悩みもある、翔平の二面性を成宮寛貴が表現

そんな本作で成宮が演じたのは、櫂の友人・翔平。明るく社交的だがチャラさが否めず、ある意味最も等身大の大学生ともいえる存在だ。一方で、その心の内には、一緒に暮らす足の不自由な妹や、櫂を始めとする友人たちへの不器用ながらもあたたかい優しさが秘められている。また、適当に大学生活を送っているように見えて、家庭環境の複雑さや将来への葛藤など、櫂や沙絵と同じように翔平も悩みを抱え、時に考え、時に必死にもがいている。

そんな明るさと繊細さを併せ持つ翔平を、成宮が自然体の演技で体現している。翔平はチャラさ故に、女性の敵ともいえるような言動をとることもしばしば。しかし、成宮が演じる翔平には一切の嫌味がなく、むしろ親しみやすく愛されるべきキャラクターとして存在している。それは、成宮が声のトーンやどこかあたたかみのある話し方で翔平を演じることで、翔平がただ軽薄なだけではない、優しさや素直さを持った人物だということが自然と印象付けられているからだろう。

物語が進むと、翔平は櫂と啓太、そして沙絵と沙絵の友人・茜も加えて結成された"オレンジの会"の一員として、グループで交流するようになる。そんな中で、次第に翔平と茜の恋愛も映し出されていく。当初はチャラく、女性関係にもだらしのなかった翔平が、茜という1人の女性に惹かれていく過程や、心の機微を、成宮が繊細に、そしてやはり実に自然体で演じている。ここで描かれる2人の恋模様は、大学生らしい甘酸っぱさや若さ故のもどかしさもあり、物語の見どころの1つになっている。

楽しい時間を過ごしながらも、恋愛に将来にと、さまざまなことで悩み、葛藤する5人の大学生たち。そんな彼らが映し出す青春のきらめきは、20年以上の時を経てもなお、まぶしく輝いている。成宮のフレッシュな演技にも注目しながら、見てほしい。

文=HOMINIS編集部

放送情報【スカパー!】

オレンジデイズ
放送日時:2025年6月14日(土)13:00~全話一挙放送
チャンネル:TBSチャンネル2 名作ドラマ・スポーツ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

詳しくは
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