桜田ひよりとM!LK佐野勇斗が生み出す化学反応...感情のグラデーションを体現したドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」
「明日、ママがいない」「ラーメン大好き小泉さん 二代目!」「相続探偵」など、数々の話題作に出演。子役時代から着実にキャリアを積み重ね、現在は実力派俳優としての地位を確立している桜田ひより。
そして、「FAKE MOTION」シリーズや連続テレビ小説「おむすび」などの俳優業はもちろん、「イイじゃん」「好きすぎて滅!」など、ヒット曲を連発する5人組ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーでもある俳優・佐野勇斗。
そんな2人が主演を務めるドラマが「ESCAPE それは誘拐のはずだった」である。
(C)NTV
ある日、都内のホテルで、日本有数の大企業「八神製薬」の社長令嬢・八神結以(桜田ひより)の20歳を祝う、華やかなバースデーパーティーが開催されていた。
パーティー終了直後、控室に戻った結以は、林田大介(佐野勇斗)らによって誘拐されてしまう。しかし、誘拐計画はあるトラブルによって中止に。そんななか、人質であるはずの結以が大介に驚愕の一言を述べる。「私と一緒に逃げて!」――。
結以と大介が逃走劇を繰り広げる本作だが、物語を追いかけていると、つい「誘拐犯と人質」という"いびつな関係"であることを忘れてしまう。互いを「八神結以=ハチ」、「林田大介=リンダ」と呼び合う2人の間には、本来あるはずの主従関係が存在しないのだ。
驚くべきことに、主導権を握るのは人質であるはずの結以で、おバカな行動をする大介に冷静なツッコミを入れることも。困難を乗り越えていく2人の間には、いつしか信頼という見えない絆が紡がれ、「このままハチとリンダの行く末を見届けたい」と魅了されてしまう。
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2025年秋クールに放送が始まると、SNSでも大きな話題を呼んだ本作だが、ここまで視聴者を釘付けにしたのは、魅力的な脚本に命を吹き込んだ俳優陣の力が大きいように感じる。特に主演2人の演技からは目が離せない。
「第47回日本アカデミー賞 新人俳優賞」や「第17回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞」など、数々の栄誉に輝き、その実力を証明し続けている桜田。そんな彼女の圧倒的な演技力は本作でも健在である。結以はある理由から"逃げること"を選択するキャラクター。心に深い闇を抱えながらも、大介との対話を通じて、閉ざされた心が少しずつ開いていく様子が描かれる。桜田が結以の"感情のグラデーション"を繊細に体現しているため、視聴者は心の移ろいを実感できるだろう。
一方、言葉で人を救い、行動で熱い想いを示す大介を演じる佐野の存在感もまた強烈だ。彼の発する言葉は単なるセリフではない。魂が乗った言葉だからこそ、私たちの胸に深く突き刺さる。佐野が魅せる抜群の表情管理と情感豊かな表現が、大介というキャラクターの生き様を鮮やかに際立たせているのだ。
桜田ひよりと佐野勇斗が化学反応を生み出すドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」。2人にしか作れない空気感をぜひ見届けてほしい。
文=浜瀬将樹
放送情報【スカパー!】
ドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」
放送日時:2026年5月24日(日) 8:00~
チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ(スカパー!)
出演:桜田ひより、佐野勇斗ほか
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