「まるで野球少年のよう」長濱ねる&葉山奨之が「ストーブリーグ」で目撃した、座長・亀梨和也の"チャーミングな"素顔
亀梨和也演じる野球未経験のGM(ゼネラルマネージャー)が、万年最下位のプロ野球チーム「ドリームズ」の再建に挑むドラマ『ストーブリーグ』。2019年に韓国で社会現象を巻き起こした同名ドラマの日本リメイク版が、2026年3月28日(土)よりLemino・WOWOWプライムにて放送・配信スタートする。
競技経験はないが各スポーツ球団を優勝に導いてきた優勝請負人・桜崎準(亀梨)は、万年最下位のチームを再建すべく、選手やフロントと衝突しながらも改革を行っていく。そんな桜崎に強引な改革に反発しながらも、その真意に気付き右腕として再建に挑んでいく、チーム愛あふれる編成本部長・蒔田理紗を長濱ねる、彼女と共に奔走する部下の編成部スタッフ・三谷原樹を葉山奨之が演じる。さらに、木村柾哉(INI)、板尾創路、吉田鋼太郎、野村萬斎ら、多彩なキャストが脇を固めている。
今回、新GMに振り回される球団スタッフの『上司・部下コンビ』を演じる長濱と葉山にインタビューを敢行。初共演ながら絶妙なコンビネーションを見せた2人に、撮影の舞台裏や主演・亀梨和也の印象、そして作品への熱い思いを語ってもらった。
(c)FANY Studio
――本作への出演が決まったときはいかがでしたか?
長濱「今回のお話をいただいてから、韓国で大ヒットした原作を拝見しました。一人一人の人間ドラマや成長、普段はなかなか知ることのできないプロ野球の裏側が描かれていて、本当に素敵な作品だなと感じました。同時に、自分にできるのだろうか...という不安も抱きました。撮影期間中はずっと、日本版ならではの部分と原作を知っているからこその元の役との折り合いをどのあたりで探っていくか、ずっと自問自答していました」
――その「答え合わせ」は、最終的にできましたか?
長濱「役名も『蒔田理紗』という新しい役なので、自分なりに彼女を演じられたかなと思います。私自身は特定の推し球団があるわけではないのですが、好きなものを守りたい気持ちや、それが侮辱されたときの悔しさは理解できるので、自分の好きなものに置き換えて、理紗の一本筋が通った熱意を意識して演じました。理紗はなぜ怒っているのか、何を守りたいのかという根源を見失わないように心がけていました」
葉山「僕は韓国版を見て、とにかくスケールが大きいなと驚きました。普段から野球が好きなので、『この作品に出演できるのは最高だ』という期待感も大きかったです。ただ、韓国版に登場するキャンプや、スカウトのためにアメリカへ行くシーンが日本版の台本にはなくて。あったらうれしいなと思っていたので、そこだけ少し残念でしたが(笑)、豪華なキャストの皆さんや瑠東(東一郎)監督とご一緒できるのはすごく自信になるな、ぜひやらせていただきたいという気持ちになりました」


――お2人は今回が初共演。第1話から、上司と部下のテンポの良い掛け合いが見ものですね
長濱「私の演じる理紗は、葉山さん演じる三谷原に対して結構ズカズカ行くキャラクターだったので、実は中盤までずっと緊張していたんです」
葉山「えっ、ホントですか!」
長濱「そうなんです(笑)。でも葉山さんが印象通りの柔らかい方で、大きな器で『ドンと来い』という感じでいてくださったので。私もそのままチャレンジができました。普通の日常シーンが本当に楽しかったです」
葉山「どうやって長濱さんを笑わせるか、『ドリームズ』の職員メンバーで台本からはみ出すことばかり考えていました(笑)。個性の強いメンバーをまとめる長濱さんは大変だっただろうなと思います」
長濱「非常にまとめられていませんでした(笑)」
(c)FANY Studio
――理紗はかなり強引に引っ張っていくタイプですよね
葉山「まぁ...強い女の人ですよね」
長濱「はい(笑)」
葉山「多分、リアルな今の日本社会だとアウトだと思います(笑)。でも、僕がそこで少しでも嫌がるようなリアクションをしてしまうと、蒔田本部長がただの悪者に見えてしまう。そうはさせないよう、2人の間ではこの距離感が成立しているんだという世界観を見せられるよう徹しました。ここ、大きく書いておいてほしいです!」
長濱「私も、理紗のそういった言動は自分にない要素だったので難しさがありました。でも『チームのために』という理紗の熱い気持ちにはすごく共感できましたし、相手が葉山さんだったからこそ思い切って行けたんだと思います。でも、私ビンタが本当にヘタで...」
葉山「現場では板尾(創路)さんに『ねるちゃん、それはアカン。それは死んでまう』って指導されていましたよね(笑)」
長濱「はい。板尾さんに上手なビンタの仕方を教えてもらいながら、皆さんにもいろいろ助けていただいて乗り切りました」

――撮影現場では野球の話題で盛り上がることも多かったのでしょうか?
葉山「僕は東京ヤクルトスワローズが大好きで、去年ついにファンクラブにも入りました。現場でも亀梨さんとずっとヤクルトスワローズの話をしていました。いちファンとして、亀梨さんに『どうやったら勝てますか?』って相談をしたり(笑)。撮影が夏で、ちょうどメジャーリーグのシーズン中だったんです。時差の関係もあり、僕はよく朝のメイク中にスマホで試合を見ていたのですが、盛り上がってきたタイミングで撮影が始まると『わ、今いいところ!!』となることもありました(笑)」
長濱「葉山さんは野球に熱かったですね。撮影中、ずっとドジャースの試合を見ていらっしゃって。スタッフさんにも野球好きの方が多くて『今日、大谷(翔平)選手打ったよ』なんて会話が飛び交っていました。私は野球の知識がほぼなくて『ストーブリーグ』という言葉も今回で初めて知りました。でも、周りの皆さんの野球愛を感じたり、知らないことを教えてくださったりしたおかげで、野球へのリスペクトを持ちながら演じられました」
――主演・亀梨和也さんの印象はいかがでしたか?
長濱「お会いする前は、ロジカルで頭の良い、GMのイメージ通りの寡黙な方なのかなと思っていたんです。でも実際はおちゃめな一面も見せてくださって。本当に柔らかくて優しい方でした」
葉山「僕は数年ぶりの共演だったので、成長した姿を見せなきゃという謎のプレッシャーを自分にかけていたんです。でも亀梨さんがどんなボールでも受けてくれるキャッチャーのような安定感でいてくださったので、自然とプレッシャーがなくなりました。いい緊張感を与えてくれる、芯のブレない指揮官でいてくれたからこそ、自由に動けたんだと思います。あと亀梨さんは、作中のドラフト会議のシーンで、実際に司会・指名アナウンスを担当されている関野浩之さんが来られたときもすごかったですよね」
長濱「亀梨さんがドラフト会議シーン撮影後に『自分の名前も呼んでください』と頼みに行っていて。その野球少年のような姿がとてもチャーミングでした(笑)」
葉山「野球経験者なら自分の名前を呼ばれるのは夢ですから」

――劇中のGM・桜崎のように、もしお2人が知識ゼロの状態から未知の世界へ飛び込むなら何がしたいですか?
長濱「語学を学びたいです。旅行に行っても翻訳アプリだけで過ごして誰ともしゃべらずに帰ってきちゃうので。フロントでおいしいお店とか聞けるくらいになりたいです。まずは...英語ですかね。コロナ禍に一度リモートでレッスンをやってみたものの続かなかったので、次こそはやり遂げたいです」
葉山「僕は冬季五輪でメダリストたちの姿に刺激を受けたので、何かしらのスポーツ選手です。WBCに日本代表として選ばれた自分を妄想したりするのも大好きで(笑)。実際はプレッシャーに弱くて大事な場面で活躍できない気もしますが、国の代表として、日の丸を背負うことへの憧れがあります」
撮影=市村円香 取材・文=川倉由起子
スタイリスト=山本杏那(長濱ねる)、伊里瑞稀(葉山奨之)
ヘアメーク=恩田のぞみ(Shiseido Co.,Ltd.)(長濱ねる)、越智めぐみ(上條事務所)(葉山奨之)
放送情報【スカパー!】
ストーブリーグ
配信・放送日時: 2026年3月28日(土)13:00~
配信プラットフォーム・放送チャンネル: Lemino、WOWOWプライム
出演=亀梨和也、長濱ねる、葉山奨之、梶原善、木村柾哉(INI)/板尾創路、勝地涼、甲本雅裕、剛力彩芽/吉田鋼太郎/野村萬斎ほか
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