硬派とコミカルの融合は安田顕の真価!吉高由里子の主演「正義のセ」で好演したベテラン検事事務官の魅力
2026年1月期のドラマ「夫に間違いありません」で、主人公の夫・一樹を演じた安田顕。松下奈緒演じる主人公・朝比聖子のもとに警察から連絡が入り、失踪中の夫・一樹の遺体を確認。しかしその1年後、死んだはずの一樹が自宅に帰って来るという衝撃の幕開けから展開されるストーリーが話題を呼んだ。
「重版出来!」で演じた変わり者編集者や、「小さな巨人」での現場たたきあげ刑事、「俺の話は長い」で好演した少しヘタレで不器用だが家族思いなサラリーマンなど、硬派からコミカルまで自在に演じ分ける安田。代表作を挙げれば数えきれないほどだが、2018年に出演したのがドラマ「正義のセ」だ。
阿川佐和子による同名小説シリーズを、吉高由里子の主演で映像化した同作。吉高が主人公の検事を、そして安田が彼女の担当事務官を演じている。
2年目の若手検事・竹村凜々子(吉高)は、春から横浜地方検察庁港南支部に赴任することになったばかり。検事1年目は大阪赴任だったため、恋人・優希(大野拓朗)とは遠距離恋愛でなかなか会えていなかったが、"これからは仕事も恋愛も両立できる!"と、決意を新たにしていた。しかし3カ月ぶりのデートの日、待ち合わせ場所に向かう道中でひったくりに遭った凜々子はスマートフォンも入ったバッグを盗られてしまい、デートは不発に終わる。翌朝、異動先の横浜地検港南支部へと初めて出勤した凜々子は、担当事務官・相原勉と出会う。まだまだ駆け出しで不器用ながらも、持ち前の正義感で真っすぐに事件解決に挑む凜々子。融通が利かない性格と破天荒な言動ゆえに年の離れた相原から小言を言われることもあるものの、少しずつ検事として成長を遂げていく...。
■若手検事とベテラン事務官が事件の真相解明に挑む!吉高由里子と安田顕の好演
主演の吉高は、若手検事ゆえの青さもありながら、正義感を持ってがむしゃらに事件解決を目指す凜々子を好演。吉高の資質でもある天真爛漫で明るい空気感がきらりと光っている。
そんな彼女の隣でベテラン事務官・相原を演じたのが安田だ。出会った当初は、取り調べ中に感情的になってしまう凜々子に冷たい視線を向け、「老婆心ながら1つだけ...」と言いながらいくつも小言を並べて、凜々子もタジタジ...。そんなところからは厳しく真面目な事務官という印象を受け、安田の自然体の演技はリアルな"職業人"の空気を醸し出している。
そして、そんな相原が凜々子と良きコンビになっていく過程も、同作の魅力の1つ。感情に走りがちな凜々子を冷静にフォローしつつ、彼女の熱意に感化され、厳しくも温かな指導で凜々子を導いていく。また、回を重ねるごとに凜々子とハイタッチしようとしたり、プライベートな相談もし合ったりと関係値が築かれていき、徐々に相原の素顔も垣間見えてくるように。大好きな鉄道のことになると目を輝かせる姿や、離れて暮らす娘を思う時の切なくも愛情に溢れた表情など、人間味溢れる相原を安田が好演している。
ところどころ挟まれる軽いツッコミや皮肉っぽい言い回し、オーバーなリアクションにクスッとさせられるのも、安田の演技の妙。事件の核心に迫る時にはしっかりと重みを出しながら、小気味いい表現も忘れない。そんなシリアスとコミカルの絶妙なバランスがさすがだ。
毎話、さまざまな事件の真相を解き明かすために奮闘する凜々子と相原。吉高と安田を始めとした多彩なキャスト陣の演技に注目しながら、若手検事の成長物語を楽しんでいただきたい。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
正義のセ
放送日時:2026年4月4日(土)11:40~
チャンネル:ファミリー劇場(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
出演:吉高由里子 安田顕 三浦翔平 広瀬アリス 平埜生成 夙川アトム 大野拓朗 塚地武雅 宮崎美子 寺脇康文 生瀬勝久
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