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伊野尾慧の立体的で深みのある演技力...俳優としての魅力が詰まった「准教授・高槻彰良の推察Season1&2」

2026/04/03

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アイドルでありながら俳優としても活躍する伊野尾慧。ツンデレの天才ゲームクリエイターを演じた「50分間の恋人」(2026年、テレビ朝日系)や妻を亡くして悲しみの中にいるCMクリエイターを演じた「パラレル夫婦 死んだ"僕と妻"の真実」(2025年、フジテレビ系)など主演作が絶えない。

そもそも"かわいい"を武器にバラエティー番組で活躍していた伊野尾。そのキュートなミルクフェイスはもちろんのこと、意外としっかりとした言動などギャップが魅力で多くの人から愛されている。

そんな彼のハマり役と言われているのが、単独での連続ドラマ初主演となった「准教授・高槻彰良の推察」(2021年、フジテレビ系)。人気のライトノベルが原作で、怪異現象を理論(民俗学・心理学)で解明するストーリー。伊野尾演じる高槻彰良とアイドルとは思えないほどオーラを消した神宮寺勇太が演じる深町尚哉が凸凹コンビを組んだことでも話題を集めた。

■アイドルとしても活躍する伊野尾が上品に大学准教授を演じる

伊野尾慧のアイドルとしての顔と、本作での准教授役のギャップを感じてみてほしい!
伊野尾慧のアイドルとしての顔と、本作での准教授役のギャップを感じてみてほしい!

(C)2021 WOWOW/東海テレビ

一度見たことは決して忘れない"絶対記憶能力"を持つ民俗学が専攻の大学准教授・高槻彰良(伊野尾)と出会った大学生・深町尚哉(神宮寺)。彼は幼少時代に怪異を体験したことにより他人の噓を見抜くという"呪われた能力"を身につけていた。高槻とともにさまざまな怪異現象を追うことになった尚哉は、人を避けて暮らしていた自分から脱却し、"呪われた能力"を持つきっかけとなった「青いちょうちんの盆踊り」を探すことに。そんな中、高槻にも大きな秘密があることが分かる。

"呪われた能力"を持ったことから傷つき、自分を偽って孤独に暮らしてきた尚哉が高槻と出会うことにより人間として成長していく物語。同時に、常に前向きな彰良の過去も少しずつ明らかになり、Season2のラストには高槻が"絶対記憶能力"を持つようになったきっかけである"神隠し"の謎について迫っていく。

伊野尾演じる高槻彰良は、20代前半のような見た目と柔らかな物腰から学生に間違われるほどキュートな印象を与えつつも、若くして准教授になった秀才で話し始めると知的で落ち着いた印象を与える人物。怪異についていつも探っているため、不吉な出来事に遭うと「素晴らしい!」と相手の気持ちを考えずに目をキラキラとさせてハイテンションになる変人の要素もあるなど、どこか現実離れをした魅力も持ち合わせている。

■伊野尾は立体的で深みのある人物を作り出した

(C)2021 WOWOW/東海テレビ

そんな高槻を伊野尾は美しい立ち姿や驚くほどのキラキラとした笑顔、キャラメルボイスで体現。仕草一つとってもどこか上品な印象を与え、原作で「不思議なほど透明感のある声」と書かれた声も耳心地のいい安心感に華やかさをプラスした。そして高槻の魅力の一つでもある、過去によってもたらされたほの暗さも確かな演技力で見事に表現。笑顔を見せる単なるイケメンの准教授ではない、立体的で深みのある人物を作り出していた。

中でもSeason1の第7話で尚哉に自分の過去を語るシーンは、淡々と語りながらもその奥にある自分ではどうしようもできない悲しみとだからこそ前を向いて真実を知りたいと思う気持ち、そして人を信じたいという思いが入り混じったなんとも言えない表情に引き込まれる。いつもの笑顔の裏や怪異に対して異常に興味を持っていた理由が分かり、より高槻が魅力的に映る名シーンといえる。

本作までは、「家政夫のミタゾノ」(2019年~、テレビ朝日系)など、アイドルらしいキラキラしたかわいらしい役が多かった伊野尾。だが本作以降は、俳優・伊野尾慧として笑顔ひとつとってもアイドルのときとは違うその役らしい表情を見せてくれている。そんな彼の俳優としての第一歩をぜひ目に焼き付けよう。

文=玉置晴子

放送情報【スカパー!】

WOWOW× 東海テレビ 共同製作連続ドラマ
「准教授・高槻彰良の推察 Season1&2」 一挙放送
放送日時:2026年4月4日(土)12:30~ほか
放送チャンネル:WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合があります。

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