佐々木蔵之介×中川大志、孤高と好奇心の芝居がぶつかり合う 常識を超えた連続殺人事件に挑む刑事たちを描いた連続ドラマ「ALIUS -特定事象捜査ファイル-」
7月5日よりスタートしたドラマ「一次元の挿し木」で山田涼介演じる主人公の義父を演じるなど、今なお確かな演技力で存在感を示す俳優・佐々木蔵之介。5月には主演映画「幕末ヒポクラテスたち」が公開され、幕末を生きる蘭方医を好演したばかりだ。昨年も「劇場版 緊急取調室 THE FINAL」や「盤上の向日葵」など、話題作への出演が続いた。そんな佐々木が主演を務めるのが、7月19日(日)からWOWOWプライム・WOWOWオンデマンドで放送・配信がスタートする連続ドラマW-30「ALIUS -特定事象捜査ファイル-」(全6話)だ。WOWOWオリジナルドラマへの出演は約24年ぶりにして、初主演となる。
佐々木が演じる佐野省吾の捜査に加わる神崎透流を演じたのは、「坂道のアポロン」「覚悟はいいかそこの女子。」出演で「第42回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した中川大志。最近では「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」の鯉登音之進役、8月には舞台「アメリカン・ドリーム」への出演も控えており、本作でも確かな演技力を見せている。
脚本を手がけたのは「シリウスの反証」の小島聡一郎、監督は山本大奨。猟奇的な連続殺人事件を追いながら、人間が築き上げてきた"高度な社会"の脆さにも切り込む、社会派クライムサスペンスに仕上がっている。不可解な死を遂げる医師、暗躍する公安刑事、政界で野心を抱く議員といった脇役たちを演じるのは長谷川初範、猪塚健太、山中崇ら実力派。それぞれが抱える思惑が、事件の背後で複雑に絡み合っていく。
ある日、都内の地下駐車場で、喉に4本のナイフが刺さった脳神経外科医の遺体が発見される。事件現場に残された不可解な痕跡から、佐野は通常の殺人事件とは異なる何かを感じ取る。バディの刑事・羽住杏奈(恒松祐里)とともに捜査を進めるなか、科警研から捜査一課へ出向してきた研究者・神崎(中川大志)は、純粋すぎる好奇心と研ぎ澄まされた頭脳で、被害者の周辺から見つかった「ALIUS LAB」「They control Homo sapiens」という言葉の意味に迫る大胆な仮説を導き出す。こうして事件を追うことになった佐野と神崎は、人類の常識を超えた"ALIUS"という存在の影に、次第に近づいていく。
警視庁捜査一課の刑事・佐野は、犯人捜査のためなら手段を選ばない孤高の男。3年前に突然去った元妻・薫の存在が、今も彼の心に深い影を落としていた。証拠が乏しくても決して怯まず容疑者を追い詰め、羽住や神崎にも有無を言わせぬ厳しさを見せ、それでいて元妻・薫の名前が話題に上った途端にふと目を伏せたりと、犯人検挙のためなら手段を選ばない捜査スタイルの裏で、失った家庭への未練を捨てきれずにいる佐野の人間らしい弱さを、佐々木の表情は物語っている。"ALIUS"という常識を超えた存在に直面してもなお揺るがない胆力と、私生活での脆さが同居する佐野の姿からは、24年ぶりのWOWOWドラマ、そして初主演という節目にふさわしい貫禄が伝わってくる。
神崎は経験則で動く刑事たちとは一線を画し、常識では説明のつかない事象を前にしても物怖じせず、むしろ好奇心を燃やして仮説を組み立てていく人物。現場に残された痕跡ひとつにも目を輝かせ、佐野たちベテラン刑事が見過ごしていた視点から大胆な推理を導き出していく神崎の姿を、中川は理屈っぽさよりも好奇心が先に立つ、軽やかな芝居で表現した。淡々と捜査を進める佐野や羽住とは対照的な、未知の存在への驚きや高揚感を隠さない神崎の反応が、物語に知的なスリルを添えている。
当初はすれ違うことも多かった佐野と神崎。現場叩き上げの勘を信じる佐野と、科学的な視点から仮説を導く神崎、拠って立つものがまるで違う2人が、ときにぶつかり合いながらも互いを認め合い、次第に息を合わせていく過程には、じわじわと信頼が芽生えていく手応えがある。とはいえ、2人が追っているのは常識を超えた猟奇的な連続殺人事件。平穏な捜査はそう長くは続かず、次々と見つかる不可解な痕跡と、事件の背後で蠢く人々の思惑をきっかけに、事態は誰も予想し得なかった方向へと転がり始めることになる。
現場での経験を頼りに突き進む佐々木演じる佐野と、理論と好奇心で未知の領域に挑む中川演じる神崎。タイプの異なる2人がぶつかり合いながら真相に迫っていくさまに注目しながら、"ALIUS"の正体、そして物語の行く末を見届けていただきたい。
文=川崎龍也
放送情報【スカパー!】
連続ドラマW-30「ALIUS -特定事象捜査ファイル-」
放送日時:2026年7月19日(日)22:00~ほか
チャンネル:WOWOWプライム(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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