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ハンガー・ゲーム

未来の北米。幼い妹の代わりに“ハンガー・ゲーム”という命懸けの勝負に挑む姉は生き残れるのか……。若手実力派Ｊ・ローレンス主演の全米大ヒットサバイバルアクション。Ｓ・コリンズのベストセラーを「シービスケット」のＧ・ロス監督が映画化し、２０１２年の全米で年間第３位の大ヒット。公開当時は“米国版「バトル・ロワイアル」”という声も挙がったが、実際はさまざまなデストピアＳＦを参考にした世界観だ。奇抜な設定のサバイバルアクションという売りだが、実は主人公たちの繊細な心の動きに迫った青春ドラマという顔も隠しており、時に感動を誘われる。「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー主演女優賞に輝くローレンスはここでも美しい。後にシリーズ化されて好評だ。 文明崩壊後の未来。北米の巨大独裁国家パネムでは年に１度、国民を完全に服従させるための見せしめ的なイベント“ハンガー・ゲーム”が行なわれていた。それは１２の地区から１２～１８歳の男女ひとりずつをくじで選び、２４人が最後のひとりになるまで殺し合いをさせるもの。ある地区で１２歳の少女が選ばれるが、姉カットニスが身代わりに出場を志願。カットニスは支配者たちがいる都市キャピトルに連れていかれ、ゲームに臨む。