バンチャンのMCにも大歓声！スキズことStray Kids、ENHYPEN、INI、Kep1er...世界を沸かせる「KCON」の大舞台

世界最大級のK-カルチャーの祭典・KCONが、いよいよ10月14日(金)より「KCON 2022 JAPAN」として3日間に渡って日本開催される。

東京の中心地にある有明アリーナに舞台を移して開催される今回は、豪華な出演ラインナップも話題に。大規模なワールドツアーが話題を集めるTOMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥギャザー)やATEEZ(エイティーズ)といったグローバルグループに加え、10月19日(水)に日本デビューを控えるIVE(アイヴ)、9月に日本デビューしたKep1er(ケプラー)、HYBE傘下のレーベルで今年デビューしたLE SSERAFIM(ルセラフィム)、NewJeans(ニュージーンズ)...といった錚々たる面々が、コロナ禍を経て遂に本格始動する「KCON」への期待を大いに盛り上げている。

そんな日本公演に先立って、現地時間の8月19日～21日に米ロサンゼルスで催された「KCON 2022 LA」。そのメインプログラムとなるコンサートの模様が、「KCON 2022 LA × M COUNTDOWN 字幕版」として10月30日(日)深夜に、出演アーティストの楽屋での様子やステージの裏側を収めたスペシャル番組「KCON 2022 LA バックステージビハインド」が10月31日(月)に、それぞれMnetにて放送される。

■Stray KidsやENHYPENら、世界を席巻するボーイズグループの圧巻のパフォーマンス

LA・コンベンションセンターで行われ、全16組が出演したLA公演には、世界的な人気を集めるボーイズグループたちが数多く出演した。そんな中、KCONのシグネチャーソングである「POPPIA」をパフォーマンスしオープニングを飾ったのが、「KCON 2022 JAPAN」にも出演を予定しているATEEZだ。

ドヴォルザークの「交響曲第9番(新世界より)」をサンプリングした壮大なサウンドの「WONDERLAND」では、弓を持ったダンサーたちを従えての大剣を振り下ろす演出など豪華絢爛なステージングを披露したATEEZ。客席からは"ATEEZコール"が絶えず鳴り響くなど、欧米での抜群の人気を窺わせる中、迫力満点のパフォーマンスを繰り広げた。

体調不良で不参加のソヌを除く6人でのステージを展開したENHYPENは、メッセージ性の強い「Future Perfect (Pass the MIC)」のパワフルなパフォーマンスで登場。またイントロの時点で大歓声が上がったスローナンバー「FEVER」では、しなやかなダンスと色っぽい表情などムーディな空気で会場を包み込み、「Polaroid Love」では軽快なサウンドに合わせて縦横無尽にステージを動き回ったメンバーたち。大観衆を前に、"ENGENE(ファンの呼称)"への愛を送り、オーディエンスとの交流を楽しむなど、余裕たっぷりのファンサービスも印象的だった。

マークとヘチャンを除く5人での出演となったNCT DREAMは、ジェミンとジェノがスペシャルホストを担った2日目のトリに登場。軽快なサウンドの「Beatbox」を筆頭に、中毒性の高い「Hot Sauce」や、ヒップホップテイストの楽曲「Hello Future」、「Glitch Mode」といった近年のヒットナンバーを畳み掛けるように披露した。エネルギッシュでありながら、いい具合に力の抜けた余裕を感じさせるような彼らのステージは、LAのオーディエンスを大いに盛り上げていた。

そして、リーダーのバンチャンが初日のスペシャルホストを任されるなど、随所で存在感を発揮していたのが、"スキズ"ことStray Kidsだ。奇抜なイントロが特徴的な「MANIAC」では妖しい世界観を表現し。会場を揺らすようなハードなサウンドの「Thunderous(ソリクン)」、「Back Door」、「God's Menu」といったグローバルチャートを席巻した代表曲を連続披露。まさに世界的な大ヒット曲のメドレーというべきセットリストを全力でパフォーマンスする様は圧巻で、ライブ感のあるステージはさすがの一言だった。

■日本からはINIが堂々としたパフォーマンスで世界デビュー！

そんな韓国勢に混ざって出演したのが、海外初公演となる日本出身グループのINIだ。語学が堪能な許豊凡(シュウ フェンファン)を中心に、メンバー全員が英語で自己紹介したほか、「KCON 2022 LA」直後にリリースされたシングル「M」のリード曲「Password」の韓国語バージョンを初披露し、堂々とした姿でその実力を世界にむけてアピールしていた彼ら。

デビュー曲の「Rocketeer」では、抜群のキレと激しさを兼ね備えたダンスを11人でピタリと揃えるなど、初挑戦となった海外のステージでも自信に満ちたパフォーマンスを繰り広げ、その成長ぶりを見せつけていた。

また、新型コロナウイルスの影響により直前で出演キャンセルとなったJO1。残念ながらJO1不在となった会場には、多くのJAM(ファン)が会場に集まり、ファン有志のイベントが行われたり、メッセージボードには多くのコメントが書き込まれたりと、彼らを熱心に応援するJAMの様子は広く発信された。

■ITZYやKep1erら、キュートな魅力を振りまいたガールズグループの多彩なパフォーマンス

ガールズグループでは、純白の衣装に身を包んだITZYが、7月にリリースした「CHECKMATE」のリード曲「SNEAKERS」を披露し、彼女たちらしいエンパワーメントな姿をアピールした。ほかにも"スペシャルコラボレーション"と題したコーナーでは、ジェニー(BLACK PINK)の「SOLO」やBTS「Fire」のカバーで盛り上げる場面も。最後には、「WANNABE」や「DALLA DALLA」といった自身のヒットナンバーで締めくくり、その華やかな存在感で観衆を魅了した。

そんなITZYの妹分的な存在であり、今年2月にJYPエンターテインメントからデビューした注目の7人組ガールズグループ・NMIXX(エンミックス)もLAの舞台に初登場。デビュー間もない新人とは思えない完成度の高さで、デビュー曲「O.O」や激しいダンスナンバー「TANK」を堂々とパフォーマンス。ほかにも、「Relay Performance Challenge」のコーナーではSEVENTEENの「VERY NICE」のカバーに挑戦するなど、オーディエンスを驚かせた。

9月に日本デビューしたばかりのKep1erは、IZ*ONE(アイズワン)の「La Vie en Rose」のカバーステージや、事前に選ばれた"KCON-ers(KCONのファン)"と一緒にステージで「WA DA DA」をパフォーマンスするというスペシャル企画を敢行。また、「Up！」ではキュートな魅力を存分に振りまいた。

NMIXXとKep1erは「KCON 2022 JAPAN」にも出演を予定しており、日本でも今後ますます注目を高めていくはずのガールズグループだけに注目必至だ。

約3年ぶりに本格始動となった「KCON 2022 LA」は約9万人を動員したほか、オンラインでも708万人が視聴ほどの大きな盛り上がりを見せた。間近に迫る「KCON 2022 JAPAN」では、LA公演を上回る20組以上の出演アーティストが発表されているだけに、熱狂のステージがどのように繰り広げられるのか？楽しみでならない。

文＝HOMINIS編集部