沢口靖子主演「科捜研の女」シリーズ、連ドラ最終シーズンはマリコの柔らかさとひたむきな想いを感じられる良作
1999年にスタートし、連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けてきた、沢口靖子主演の「科捜研の女」シリーズ。京都府警科学捜査研究所、通称"科捜研"の法医研究員・榊マリコが、ひと癖もふた癖もある研究員たちとともに、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描いてきた。"最新の科学捜査テクニック"と"豊饒な人間ドラマ"が絡みあうハイクオリティーなミステリーは、多くの人々を魅了し続け、そして2026年1月、放送300回という節目にオンエアされたスペシャルドラマ「科捜研の女 ファイナル」で、多くのファンに惜しまれながら27年に渡る歴史に幕を下ろした。
(C)テレビ朝日・東映
沢口が演じる主人公のマリコは、シリーズを通して常に成長してきたキャラクター。当初はおっちょこちょいで元気いっぱいな、仕事に情熱を注ぐ女性として描かれ、別れた夫や父との交流など、プライベートも垣間見ることができた。その後シリーズを重ねる中で、そんな彼女も落ち着いた大人の女性へと変化。season5~6あたりからは、職業人としての活躍にフォーカスが当てられるように。中でも、仕事仲間でもある京都府警捜査一課刑事・土門薫(内藤剛志)と事件を振り返るシーンでの会話の深さは、多くのファンの心に刻まれている。
2022年放送のseason22では、科学者同士の対決に挑むクールでスタイリッシュな知的ヒロインとしてマリコを描き、翌年のseason23では、彼女と事件関係者の間で生まれる人間ドラマを丁寧に紡いだりと、さまざまな角度でマリコの魅力に迫ってきた2020年代。特に25周年のアニバーサリーイヤーに放送された連続ドラマ最終シーズン「科捜研の女season24」では、マリコの科学捜査にかけるひたむきな想いを感じられる。
■連続ドラマ最終シーズンでは、マリコの軽やかさと柔らかさが見えるのも魅力
(C)テレビ朝日・東映
京都府警の科捜研の中軸として、25年に渡って第一線で事件と向き合い続けてきたマリコ。物理担当研究員・君嶋直樹(小池徹平)、洛北医大の解剖医・風丘早月(若村麻由美)、化学研究員・宇佐見裕也(風間トオル)、科捜研所長兼文書研究員・日野和正(斉藤暁)、映像データ研究員・涌田亜美(山本ひかる)らおなじみの顔ぶれとともに、進化する機材や判定方法を的確に取り入れ、事件を解決に導いていく...。
season24は、"さらなる進化に向けた原点回帰"をキーワードに、おなじみの捜査方法についても技術や仕組みを視覚的にわかりやすく表現しており、より科学捜査の面白さを体感できるのが特徴。特に第2話では、食品加工会社社員の死亡事件を解決するために、マリコたちが人気ラーメン店の味の再現に挑戦するという斬新な展開も登場する。
(C)テレビ朝日・東映
本シーズンの始動にあたり、沢口は「今シーズンのマリコは従来の凛とした雰囲気に加えて、軽やかさ、やわらかさも意識して毎日の撮影に臨んでいます」とコメント。その言葉通り、マリコの優しい笑顔や温かい声が印象的だ。一方で、第1話では、交番巡査・新開颯太(鈴木福)に対してのポリグラフ検査で、土門刑事と互いの主張が対立。長年一緒にやってきた2人が一触即発ムードになる場面も、しっかりと描いている。
また、会計係・加瀬淳平役で加藤諒が新レギュラーとして参加している本シーズン。科学捜査について、「それって何ですか?」「そんなことできるんですか?」と、視聴者の声をその都度代弁してくれる存在に。彼が持ち込んだ新しい風も、本シーズンのさわやかな雰囲気作りに大いに貢献している。
新緑輝く初夏の京都を背景に、科学捜査と人間ドラマが融合する「科捜研の女 season24」。人としての優しさと可愛らしさ、そして職業人としての真摯さを持ち合わせた魅力的な存在として、マリコのさらなる魅力を引きだした沢口の演技に注目しながら、極上のミステリーを堪能してほしい。
文=中村実香
放送情報【スカパー!】
科捜研の女 season24
放送日時:2026年6月11日(木)8:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル1(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
出演:沢口靖子 小池徹平 若村麻由美 風間トオル 斉藤暁 山本ひかる 石井一彰 西田健 金田明夫 内藤剛志 ほか
こちら