ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じたシリーズを振り返っていく

大バッシングからシリーズ随一の人気ボンドに!
ダニエル・クレイグが『007』に傾けた情熱と歩み

2021/09/01 公開

抜擢時に「平凡」とも評されたボンド俳優の足跡

度重なる延期を経て、ついに10月1日(金)に日本公開を迎える『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。『007』シリーズ通算25作目の節目の一本となる本作は、『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年)から6代目ボンドを務めてきたダニエル・クレイグの勇姿が見納めとなる点でも重要な作品だ。

そんなクレイグのボンドとしての功績を辿るドキュメンタリー「『007/ノー・タイム・ トゥ・ダイ』公開記念 ダニエル・クレイグ ドキュメンタリー『ジェームズ・ボンドとして』」が、ムービープラスにて9月26日(日)にテレビ初放送される。

クレイグ本人のほか、バーバラ・ブロッコリやマイケル・G・ウィルソンといった製作陣の話を軸に構成されたこのドキュメンタリーでは、映画本編はもちろん、撮影のメイキングや当時のニュース、バラエティ出演シーンなどの貴重な映像とともに、クレイグのボンドとしての歩みを振り返っていく。

『007 スペクター』からボンドガールを演じ、新作にも出演するレア・セドゥ

今では最も人気の高いボンドの一人となったクレイグだが、ボンドに抜擢された当初は、知名度はあまりなかったうえに、これまでの黒髪&高身長のボンド像とはかけ離れた、金髪で背の低いボンド(178cmあるので、低身長ではないが…)として、マスコミやファンから、不評を集めたことは有名。

このキャスティングについて、製作陣がクレイグをボンド役に抜擢した理由や当時の理不尽なバッシングに対する想い、そして評価が変わることとなるふとしたきっかけなど、これまでハレモノとされてきた部分まで赤裸々に語られていく。

『007 スペクター』で悪役を演じたクリストフ・ヴァルツと対峙するクレイグ

また各作品に関しても撮影時の裏話についても公開順に言及。例えば、クレイグ版ボンドの中では評価が低めの『007 慰めの報酬』(2008年)について、脚本家組合のストライキと時期が被ったことによる現場の混乱の様子や、『007 スカイフォール』(2012年)でのジュディ・デンチ演じるMの殉職シーンについての感動的な話など、ファンならば知りたい情報が盛りだくさんだ。

さらに度重なるクレイグの怪我についてや、『007 スペクター』(2015年)後にボンド引退を宣言した理由についても明らかにされ、ジェームズ・ボンドを演じるうえで、クレイグがどれだけ体を張り、真剣に役と向き合ってきたのか、過酷さや熱意を感じ取れる内容に。それゆえに「僕はこのシリーズの現場が大好きだった」と語った最後の撮影現場でのエピソードは涙なくしては見られない。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で魅せる最後のクレイグ版ボンドからも目が離せない

これまでのボンドとは全く違うスタイルでキャラクターを一新させ、シリーズを再生させたクレイグ。演じるだけではなく、クリエイティブ面でも積極的に作品に向き合い『007』の世界に新たな興奮と感動を与えた彼の情熱、そして挑戦に迫るドキュメンタリーは見逃し厳禁だ。

文=トライワークス

<放送情報>
『007/ノー・タイム・ トゥ・ダイ』公開記念 ダニエル・クレイグ ドキュメンタリー「ジェームズ・ボンドとして」
放送日時:2021年9月26日(日)16:00~
チャンネル:ムービープラス
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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